TJ
と 出会うまで、ワタシ は ずっと アメリカや カナダなどの 北アメリカ に 執着していた為
「イギリスへ行く」 なんて コトは、旅行ですら 考えていませんでした。 むしろ 「旅行なら
アジアや アフリカに 行きたいなぁ。」 と 思っていた位。 そんな ワタシ が、偶然 カナダで 出会った TJ と アメリカで 婚約し、借金返済の為に 日本へ帰る 途中で イギリスに 寄る羽目に。 。。。う、「羽目に」 とか 書いちゃうと、来たくなかった みたいに 聞こえるかな。 そんな事は 無いです。 決して(笑)。 TJ とは 既に 6ヶ月の間、殆ど 離れず 毎日一緒に 過し、プロポーズも されてしまった。 「自分は 親元に帰るんだし 『将来の両親』 にも 結婚前に 一度は 会って置かないとね。」 なんて 軽い気持ちで 決めた、イギリス経由の 帰国でした。 ニューヨークの JFK 空港 ターミナルで TJ と別れ、ヴァージン・アトランティックで 快適なフライトを 過した後、ヒースロー空港へ到着。 早朝 到着便で、イミグレーションも 込んで居ない。 2週間後に 日本へ帰る チケットを持った ワタシは、何も やましい事も 無いので 問題なく通過。 先に 到着していた TJ は、到着ゲートで ワタシ を待っていて くれました。 2人共 登山帰りなので 荷物はスゴイ。 お互い、制限重量ギリギリ (32kg x 2) の 荷物を持っていたので、カート1台には 1人分の荷物しか 乗らない。 イギリスの お金なんて、勿論 持っていない ワタシは、ここからは 全て TJ 任せ。 TJ が ATMに お金を 下ろしに 行っている間、ワタシ は このカートの 手荷物置き場に 腰掛け、子供のように 足をブラブラさせて TJ を 待っていた。 お金を下ろした TJ が 戻って来て、ナショナル・エクスプレス で ブリストル へ 向かう事に。 その前に、バス停に行かなければ。。。 ターミナルから、バス や シャトル に乗らなくても、バス停に行けるんだ! 2人は 重たい カートを押し、坂道になっている 連絡通路を 滑り降りぃーっっ カートに ブレーキが付いてて 良かったですー。 ナショナル・エクスプレス の バス停前に、アメリカで言う "ダイナー" の様な 食堂が有り、そこで 紅茶と朝食をとった。 初めての イギリス紅茶♪ しかも、イングリッシュ・ブレックファスト付き♪♪ 暫く バスを待った後、大量の荷物を バスのお腹に詰め込み、二人は一路 ブリストル へ。 半年前に TJ が カナダへ出掛けた時 「この家には もう帰って来ないなぁ。」 って思って 出掛けたらしいのですが、その時点では、まだ ブリストルの家が 売れておらず、TJ 両親は ブリストル と ラドロー を 行き来して いたのです。 ヒースロー 内では 分かりませんでしたが、バスに乗って 高速道路に乗ったら、とても キレイな景色が 待ってました。 とにかく ミドリ・ミドリ・ミドリ!! それまで半年間、カナダやら 豪雪地帯の ペンシルベニア北部に 居た ワタシ にとって、イギリスは 「冬でも ミドリぃ〜!」 な印象。 ブリストル に 到着した 我々を待っていたのは TJ ママ。 最初から 「荷物がスゴイから、2人共(両親)車に 乗ってきちゃうと 荷物が乗り切らないから。」 と TJ が電話で 伝えてあったのです。 先に TJ が ママを探しに駐車場へ出て行き、ワタシは 荷物番をしていました。 そこへ TJ ママ 登場。 ぶったまげた コトに、 ワタシを 見つけるなり 駆け寄ってきて 「ガシッッ!」 と ハグ。 更に 両頬に チュッチュッ と あの ヨーロッパ式の キスをされ、ワタシ はしばし 硬直(笑)。 いやぁ、歓迎されたってことです。。。 バス停から 家までは、車で10分程。 結構 大きくて 快適ぃ〜! ここで、TJ パパともご対面! 彼は、1ヶ月程前に 前立腺ガン の 手術をしたばかりで、ちょっと まだ 体がダルそうでしたが、笑顔で お迎えしてくれました。 さすがに この家では 「まだ婚約中」 の 我々は 別々の部屋を 与えられました。 TJ ちょっと フクレ面(笑)。 ワタシの 2週間の 滞在の間、TJ ・TJ ママ・ワタシの 3人で ラドローへも 行きました。 この時 連れて行ってもらったのが、かの有名な アイアン・ブリッジ。 産業革命の 発祥の地です。 ちょうどこの時期、イギリスでは 口蹄疫 (Foot-and-Mouth Disease) が大流行中。。。 せっかく広がる 田園風景なのに、土のある所は ぜーんぶ 「立入禁止」 でした。 TJ は ワタシを 湖水地方へ 連れて行きたかったらしいのですが、それも無し。 その代わり、ラドローの チューダー朝な 町並みや、初めての 「ヨーロッパのお城」 を満喫し、再び ブリストル へ。 ブリストルでは それ程 観光もせず、お買物( ウィンドウ・ショッピング)ばかり。 でも、一度 映画を 観にいきました。 しかも 「キャスト・アウェイ」 (汗)。 まだ 飛行機で 日本に帰らなきゃ いけないんだから、そんな映画 選んじゃだめよー。。。 ワタシ が イギリスを発つ 2日前、TJ 両親に 「またスグに 会えるからねー!」 と お別れをし、我々は ロンドンへ向かいました。 その夜は TJの 大学時代の 友人と その婚約者のお宅へ 泊めて頂き、翌日は 電車で ロンドン へ。 しかぁし、前日 呑み過ぎた為、初めての ロンドン なのに 二日酔いで 観光する羽目になった ワタシ。 つくづく どうしようもない。。。 TJ も 余り ロンドンは 観て回った事がないので、2人して 観光客と 化す! ウェストミンスター・アビー に バッキンガム宮殿、 ロンドン・アイ に ビッグ・ベン。 ノッティング・ヒル では映画の モデルになった 本屋さんへも行きました。 その夜は、レディングの B&B に泊り、近くの 「ステキー」 な インディアン・レストラン でお食事。 宿に戻った ワタシは、その時点で 重量制限ギリギリの 荷物を整理し、自分が 身に付けられるものは 全て着込む事に。 そう、32kg x 2 の 荷物が イギリス⇔日本間の飛行機に 超過料金無しで 乗せてもらえる 筈が無く、半分以上の 「すぐに使わないモノ」 は TJ と共に 夏に日本へ やってくる事に。。。 それでも 重量ギリギリだったので、イギリス出発の日の ワタシは Gパン二枚重ねの下に スパッツも履き、上は Tシャツ 6枚+コート 2枚(汗)。 それでも 手荷物に コンピューターやら カメラやらと重いものが 沢山で、実際 飛行機に 乗り込むところで ヴァージンの おねぇさんに 「お客様、重すぎなので 貨物に入れさせて頂きますっ」 って持って行かれてしまった (←ちょっと憤慨)。 ヒースローで、ワタシ と TJ は 涙グジャグジャの お別れをし、ワタシは 飛行機へ 乗り込みました。 (ちなみに、TJ は 泣きながら 帰ったらしい。。。) ヴァージンは 成田へしか飛んでいないので、成田から 全日空に乗り換え。 。。。と言っても、朝 7時に 成田に到着して、名古屋行きが出発するのは 夕方 4時。 待ち時間、辛かったー。 名古屋空港へは 親友 Nちゃんに お迎えに来てもらい、母の待つ家へ。 ここで 「結婚するよー!」 と ノホホン な 報告をし、さらに 呆れられる ワタシ。 しょうがないねぇ。 てなことで、ワタシの 初めての イギリス訪問は こんな風に 慌しく過ぎました。 この場面の続きは 「国際結婚」 と 「日本」 の 部屋で お話します。 ちなみに、この 2週間の 英国滞在中、ワタシ は イギリスの お金に 一度も 触れませんでした。 全部 TJ がしてくれたから。。。 「パパ の 後ろを歩く オコチャマ」 の気分でした(笑)。 ![]() |